「冷えは万病のもと」と言いますが、身体を冷やしてしまうと、ダイエットや美容に良くないだけでなく、不調の原因になってしまいます。
なんとなく体が冷えるという自覚がなくても、体に水をため込んだ状態「水毒」である可能性はあります。
今回は余分な水をため込んでしまっている水毒と、その余分な水のデトックスについてみてみましょう。
水毒とは?
「水毒」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
水毒とは、身体にため込んだ水が毒になってしまうということです。
水を飲んだからと言って、それが体全体に行きわたっているとは限りません。
本当に水が必要な細胞には水が行きわたらないのに、水たまりのように水をため込みやすい部分に水が溜まっていってしまうという状態です。
水たまりを想像していただければわかるように、たまった水は数日たてば淀んできてしまいますよね。
身体の中にある水分もしっかりと排出して新しい水を取り込むようにしていくこと、余分な水分をため込まないようにすることが必要です。
水は飲めば飲むほど良いわけではない
「水をため込む」というと、足がむくんでしまうといった状態を思い浮かべるかもしれません。
ですが、水分を余計にため込んでしまうのは足だけではありません。
そもそも「水であればいくら飲んでも大丈夫」と考えてはいないでしょうか。
水はたくさん飲めば飲むほど、すべてが自動的に排出ができるわけではありません。
水をたくさん飲んでも、それほどトイレに行く回数が変わらなかったり、それほど汗をかかなければ、余分な水分はどんどんたまっていってしまいます。
たくさんの水を体内にため込んでしまうと、体の冷えを引き起こしてしまいます。
冷えはダイエットの敵になるだけでなく、さまざまな不調の原因にもつながります。
デトックスで水毒を改善する
身体に水分を余計にため込んだ状態「水毒」はデトックスで改善することができます。
デトックスは体内の余計なものを外に出すことなので、その中には水分も含まれます。
余計な水分を排出するためには、岩盤浴やサウナなどの汗をかく、運動すると思うかもしれませんが、それ以外にも方法があります。
体を温めることで、水毒を改善することができますから、ショウガなどをとるのもおすすめです。
まとめ
デトックスというと「腸内環境の改善」や「老廃物の排出」などといったイメージがあるかもしれませんが、体内の余分なものの中には「水分」もあるのです。
ダイエットや美容に気を付けている人ほど「毎日2リットルの水を飲まなければ」と意気込んでしまいますよね。
ですが、水分は必要な細胞に行きわたらなければ、不必要な場所にたまっていってしまう一方です。
余分な水をデトックスによって排出するのと同時に、水の摂り方にも注意していきたいですね。